マヌカハニーのパワーの源「食品メチルグリオキサール」

天然はちみつでは唯一、食品メチルグリオキサールという抗菌活性成分が豊富に含まれるマヌカハニー。

その抗菌作用のおかげで胃腸疾患の治癒や整腸作用をもたらすことから、マヌカハニーが一躍世界中で有名になりました。

はちみつは古来よりその殺菌作用から民間医療として目薬、点耳薬、創傷や火傷への塗り薬として使われてきましたが、それは殺菌成分である過酸化水素を含むはちみつが古代では大変重宝されていたからです。

マヌカハニーが他のはちみつよりもなぜここまで注目を集めているかというと、通常のはちみつに含まれる殺菌成分「過酸化水素」の他に、はちみつでは唯一マヌカハニーに多量に含まれる殺菌成分「食品メチルグリオキサール」の存在があるからなんです。

食品メチルグリオキサールは酵素に弱い過酸化水素と比べ体内の酵素でも分解されず、希釈されていない状況でも殺菌力を発揮し、熱や光にも強いなど、過酸化水素よりもパワフルでアクティブな殺菌作用があるとのニュージーランド国立ワイカト大学の研究発表があります。

特定の細菌の抑制や殺菌には過酸化水素と比べると2倍の効果があるとの報告もあります。

一覧で見るマヌカハニーの殺菌パワー

ニュージーランド国立ワイカト大学の研究報告を一覧にまとめて見ました。

  食品メチルグリオキサール
(マヌカハニー)
過酸化水素
(その他のはちみつ)
体内の酵素 強い耐性。分解されない。 弱い耐性。分解されてしまう。
希釈条件 希釈されている時でもそうでない時でも殺菌力を発揮。 希釈された状態のみで殺菌力を発揮。
浸透力 細菌に接している部分だけではなく、深く浸透して殺菌を行う。 特に無し。
熱・光 強い 弱い

そしてマヌカハニーの驚くべきことは腸内の悪玉菌の繁殖を抑制したり殺菌したりすることだけでなく、乳酸菌のなどの善玉菌の活動を活発化させる効果もあるそうです。

条件を問わずにアクティブな殺菌作用を発揮することこそが、健康食品としてマヌカハニーの大きな特徴です。

過酸化水素との相乗効果も期待

食品メチルグリオキサールのパワフルな面を紹介しましたが、マヌカハニーにも一般的なはちみつに含まれる殺菌成分、過酸化水素が含まれています。

過酸化水素が豊富に含まれる場合もありますので2つの抗菌成分でより健康改善に効果のあるはちみつへとなります。

なぜマヌカハニーには食品メチルグリオキサールが?

どうしてもマヌカハニーにだけ食品メチルグリオキサールが豊富に含まれるんでしょうか?

実は同じマヌカハニーでも食品メチルグリオキサールが豊富に含まれるものからほとんど含まれない物まで様々ですが、食品メチルグリオキサールの含有量は収穫地などの諸条件で異なってきます。

しかし、マヌカハニーに食品メチルグリオキサールが含まれる一番の大きな理由は、マヌカの花の蜜にジヒドロキシアセトンという物質が含まれているからです。

ミツバチが採って来たばかりのマヌカハニーは豊富なジヒドロキシアセトンとわずかな食品メチルグリオキサールを含んでいます。その採れたてのマヌカハニーが37度に達した巣箱の貯蔵場所に置かれたときにジヒドロキシアセトンの量は低下し、食品メチルグリオキサールが増加するという転化が起き、その抗菌作用の源が誕生します。

マヌカの花の蜜がジヒドロキシアセトンという成分を含むという特異なこと、そしてミツバチの食糧貯蓄というメカニズムが合わさったことにより生まれた、奇跡のはちみつがマヌカハニーです。

リンクコード:ぜひこのページを紹介してください☆